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被災地歌津なう9 [プロジェクトB]

昨日も約束したとおり泊浜仮設に行きました。
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大きなトラックは子供たちの遊び場になりました。女の子はわたしの名前が書けるようになったとはしゃいで教えてくれました。
子供たちといっぱい遊びました。この仮設は本当にみんな元気で明るい!!、特別な場所です。


そして夜遅くなりましたが別の場所での支援の様子です。
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ここでは全て在宅の方に届くよう、地域の世話役の方に引渡しをしました。
この方の家は半壊補修費を満額でもらいリフォームも済ませましたが、最近の余震で家の傾きが進み、昨日からは全壊扱いになりました。
いったん半壊で処理も進みわたし自身も何より世帯の皆さんも安心しこれから復興にがんばろうと言うときだったのに。全壊の手続き、危険家屋の判断で住めない家を諦め仮設住宅の申し込み、そのほか相談で訪れた役場では全て門前払い。仮設の申し込みが新規に出来ない、半壊で処理が済んで助成金も受け取ったのにいまから全壊にの処理は難しいなどそのほかの手続きも全部NGで何もせずに一日を終えて帰ってきたところでした。
『あんたの物資が届けばそれで何とかなるよね』といわれ、支援が物だけでなく心も支えていることを再認識しました。

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この画像は歌津ではありませんが車の中に住んでいる人たちの様子です。
家が壊れて怖くて住めない、仮設が狭くて一部家族が家を出て車の中で住んでいるなど理由は様々です。
でもみんな出来れば家にふつうに住みたがっています。
車には衣類などの衣装ケースやカラーボックスが運転席のすぐ後部に置かれ、女性の場合には小さい鏡台も置かれています。
助手席を倒し、後部座席との段差を工夫してそこに寝泊りをしています。カーテンのかわりに農用の射光ネットを使って更なる工夫がなされた車も多いです。だいぶ迷ったのですが、実は小型の鏡台数個はわたしが支援したものです。車生活をいつか止めて欲しいから充実はダメなんだけれど、以前書きましたとおり、無くなった女性の魂でさえ身だしなみを整えきれいな姿で彼氏の発見を待っていた事例と同じく、女性の復興の基本だと思って思い切って支援をしました。実は車内生活の女性がここにはたくさんいるのです。コミュニティー化しているわけではないけれど、自分の置き場が無かったり精神的に不安定だったり車内生活の解決の可能性はあまり無いのが現状です。また女性が多いことによりそれで守られているという悪循環も本当だと思います。

被災地の本当の姿は総合的に細かく取材しなければ伝えることが出来ません。
これらの出来事全部にお構いなしの行政も政治も、やっぱり被災地では何の役目もなしていません。ストレスはわたしにだけどんどんやってきているのですよね。。。


2011-08-31 04:06  nice!(0)  コメント(0) 

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