SSブログ

被災地仙台市 暖房器具 [プロジェクトB]

いつも歌津中心にアップしていましたが、ほぼ同じだけの支援をほかの地域にもしています。
あまり注目されていませんが仙台市でも流失全損家屋があり、わたしが支援している数世帯はかなり大変な状況です。
CA3E0534.jpg
ふつうに街中、国道4号線に沿った栄えた地域です。
その中に 仙台市の この仮設住宅団地があります。
CA3E05350002.jpg
仙台に住む多くの方が、その暮らしをほとんど知らないと思います。
それはわたしが歌津などで紹介している仮設住宅の暮らしと同じです。
小さな南三陸町でも大きな政令指定都市であっても不遇に代わりはなく。。。
よく仙台の方々が三陸に行くときに被災地に行くと表現していますがそれは大間違い。自分達も被災地に住んでいるしだからこその罹災証明なんですから。そしてたとえば過去記事のわたし支援の仮設団地より支援物資が少ない状況が、そとの物の置かれ方でわかると思います。
遠くにわざわざ支援に回らなくっても大丈夫、仙台の皆さんがわたしがしてるような支援を自分達の街ですることがすぐに出来るんですよ。そしてふつうに暮らすという事と仮設暮らしとの大きな差を自分達で考え、そして行動にすることも出来るんです。都合悪いことに目をそむけるのはこのご時世 悪 以外何者でもありません。自分達の本当の姿をちゃんと見て欲しい限りです。

この地域の中のとある借り上げ住宅にも支援世帯があります。
CA3E03130001.jpg
たくさん並ぶ高層住宅に住んでいるお子さん2人の4人世帯です。
仙台市内の避難所での暮らしから脱して仕事も子供達の学校・保育園もここから始まるというときに、いざ住もうと着の身着のままでここへ来てみたら室内はもぬけの殻。仙台市からはただの部屋しかあてがわれなかったんです。
全て流失して着ている物だけしか持ち合わせていない状況に、それはただただ愕然とするほかに方法がない光景でした。
冷蔵庫などの赤十字家電セットはなんとかもらいましたが、避難所閉鎖で戻ることも出来ないご両親の気持ちが仙台の皆さんに本当にわかっているか、わたしは時々疑問に思っていました。電化製品があったって、それでどうしろと言うのか。
連絡頂いてお箸その他布団まで全部支援しました。家族4人分のそれは乗用車一台では積めない量でした。単純に考えて家族4人の引越しと同じ事を全く新規にするのですから。。。
どうしてこんな事態を市民の皆さんも、そして地元マスコミも放っておくのかなと憤りを感じています。

同じ並びのこの貨物センターに届いた暖房器をその足ですぐこの世帯に届けました。
CA3E0531.jpg      CA3E0532.jpg

コレに先立ち石油ファンヒーターを手渡しした際、ご家族からどれほどの歓声、歓迎を受けたかちょっと上手に表現できないほどの出来事でした。力強く両手で握手され本当にありがとうと何度も何度も言われ、そしてお互いに思いっきり泣く状況です。家族全員がこんなにも陥れられる必要はないはずです。

電機メーカーのみなさんお待たせしました。発売前の新製品ここで活躍しています。
おりしも台風時期で遅延の続く中、最優先の発送到着に協力いただいた関係者の皆さんこそがこの世帯にとってのヒーローヒロインです。到着当日から使っていただいています。もう寒い思いはしたくないというたくさんの被災世帯の方々に、皆さんお一人一人の誠意が支援として勇気をくれました。ありがとうございました。
110922_2118~01.jpg


2011-09-26 11:23  nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。