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被災地歌津なう16 [プロジェクトB]

昨夜もすごい月の輝く夜空でした。
歌津の海はポニョの盛り上がった海の色のように月明かりで全体が水色になっていました。
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昨夜遅くなってから支援でお伺いした仮設住宅の台所です。玄関の扉から写しました。
その玄関はガラスの引き戸でそのまま台所にあがり、そしてカーテンのみで仕切られた2部屋に直通です。
この台所の状況はわたしが大昔住んでいた安アパートのどーしようもない感じそのままです。。。
支援品などがたくさん集まり、逆に収拾つかない感じと主婦の皆さんならちょっとぞっとする光景ですよね。
たくさん物が積もっているところは本来ガスレンジがあるのです。
でもこの家庭は隣の棟にいるご両親と5人世帯なので、2棟でワンセットの家電品で暮らしています。そもそもこの部屋はもぬけの殻で被災世帯に引き渡されました。
隣のばあちゃんの棟で煮炊きをして食事をしています。
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地域としてご馳走ナ料理を帰りに持たせてくれました。
お味噌と醤油とちょっとみりんかなを付けた焼きおむすびと甘辛のお芋です。このあたりの家庭料理です。
お野菜は不足気味で穀類中心な暮らしの中で精一杯用意していただいたものでした。
コレがホント美味しいですよ。。。一晩中あれこれ走って、今からボランティア芝刈りをした後にまた支援に出掛けます。
だんだん世帯として暮らしてゆく中で支援の内容も変化しています。
家を流され着ていた服だけしか残らなかった、なにもない、本当に何も無い状態の世帯が何万単位であります。
なにもかも誰かから譲ってもらわなければその日のくらしもたちません。
支援が無ければ復興はありえません。
たとえば赤十字を通じた募金があるじゃないかと疑問に思う方もいると思いますが、お金は届いていません。あくまでも見舞金が少し渡されただけです。それしか収入がないので、ある意味それは貯金。そして生活は支援で暮らしています。
まるっきり貧しい国の難民と同じスタートからご自分が復興しようとしたら何が必要か。
新しい首相が表現として次々と引用された被災者の様子が全てではありません。被災者の視線でというならば、政治ではなくわたしたちしか出来ないことがたくさんあると思います。
この場合、お金ではなく様々な支えが必要です。
じゃあどうすれば良いのか。
自分が出来ることを出来る範囲でしてみてください。
支援品なら遠方でタオル1枚からでも取りに伺います。


2011-09-14 08:56  nice!(0)  コメント(0) 

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