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被災地の心 [プロジェクトB]

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被災犬たちと過ごすボランティアの皆さん、日中は暑い仙台青葉区です。
『かわいそうだから』、『自分で出来ることをしたいから』、理由はたくさんあってお世話しているのだけれども、動物達の本当の姿が見えているかはわたし自身も判りません。
あの日何十何百万単位でそれぞれの生命のストーリーがありました。
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昨日もわずかですが遠地からボランテアにこられている方々に被災の真実を伝えるお手伝いをしました。
実際にこの場所から黒い波が全てをのむのを見ていた被災者の方に説明をお願いしました。
わたし自身からご本人にはむごいと思われることをいくつか聞き出すことをしますが、それは真実を伝えるため、被災同士理解ある範囲の中でのことです。ご自分の家がこの更地のどこにあり、そしてその最後の様子を見ていたはずなのに覚えていないこと(口には出せないこと)までも話していただきました。

きっとここに来る方はもとの町の外観やただの広場しか理解にいたらないかもしれません。
でもこの町の方々はみんなで新しく集団移転して暮らそうと国会まで行って頑張っています。
そしてその頑張りの全てがこの画像の中にあります。^^、わかりますか?
何にもなくなってしまった中で、ビールケースと誰かの家のものだった柱を使い見晴台を作ってあるんです。
自分達の被災を出来るだけ多くの方に知ってもらおうとする事はもの凄い勇気です。それに立ち向かう地域の皆さんの心の葛藤は想像を絶するチカラです。
いまだに被災した自分の町に出れない方が多いという事実があり、それが本当の災害をうけるという被災の真実です。
そしてもう一つ、椅子が置いてあることにも気付いて欲しいんです。
町のお年寄りがひとりずつここにやってきて、ずっとずっといつまでも更地を眺めて過ごすことが多いために置いてあるんです。
だから一つだけです。
時々ここに来るわたしに手招きして、あそこに誰が住んでいて最後に何か探してたんだろうかまだ見つかってない。あの角の家の子は仙台で結婚したんだってけどお母さんきっとあの世から見てるよね。
と、たくさん話してくれるお年寄りがたくさん次々とやってくるのです。時にはお年より同士顔をあわせて『やれ、どうしてたの?生きてたかい!』ということもここでは結構多いです。もう半年たちますが、多くの地域の被災者のほとんどが知り合いに合うことが少ないんです。特に自分で車で出掛けることが少ないお年よりはなおさらです。
みんなに再会する場になればという願いもこめて、本日ここで町独自のお祭りが行われます。波から残ったおみこしを出すことにもなりました。
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大量に支援しました。
町のみんなの気持ちが前向きなのだから、このほかに若い方中心となったお祭りの反省会?用の国産牛も?十キロ。。。
この町を応援しています><、。
半年の節目、隣町では慰霊祭が行われます。勿論慰霊も大切ですが、それを踏まえたうえで一歩前を向くこの町を支援することにわたし自身も元気を出しています。一緒におみこしかつごうよ、わたしが炊き出しするからお昼にきてよ、とこの町の方々に誘っていただいた言葉。わたしと、このページでわたしを支援していただいている皆さんの心に大きく響いていますよね。


2011-09-11 07:36  nice!(0)  コメント(0) 

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