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被災地歌津なう1 [プロジェクトB]

復興という言葉そのものの乱用が歌津では起きています。
泊崎荘の巨大看板がいくつかあり、真っ黄色地に黒々と震災復興の宿と。
馬鹿としか言いようが無いことで、黄色と黒字は宿泊業界でご法度の攻撃色バランスです。見ただけで寄り付きたくなくなる、その為のカラーですからね。接客する気が無いその気持ちのままです。
それに泊崎荘そのものは災害にあっていません。
たとえば水が出なかったとして、それなら東京の方が期間も長い暮らしの方が多数います。
そして孤立して大変だったとして、それも東京でも同じことが起きています。
施設にはヒビ一つ入っていない、それが逆に自慢ナほど。出来ればその長所をよいものにしてあげたいけれど。
極めて狭い世界観、実は自分自身が精神的に侵されていることに気付いていない真実は、結局本人には伝わらないものです。
友達や仲間を選ぶ場面が人生では残念ながら発生します。
付き合う男で人は変わってしまう、泊崎荘の場合はこれがそのまま適応されます。一番みじめなのは子供です。大人は自己満足で済むけれど、子供は親が死んだあとでも引きずり続けなければなりません。
たくさんの方の善意があっての今、たくさんの人に復興させてもらったわけで自分でしたわけではない。これが一生涯つづく真実です、消すことも変えることも出来ないし、ずっと重くのしかかる背中合わせの脅威に感じているのだと思います。自分達は何もしていないどころか、支援金詐欺として名前が挙がるお金に特化した施設として地域で名を馳せています。でも本当はそうではないことわたしはちゃんと知っていますけれど。
それを排するための心理配色がそのままデカデカと多数看板に使われているのです。
目立たなければ儲からないとか、その看板を掲げることにたくさんのメリットを感じたのでしょうが、先代からの雷は時に命を奪うかたちで襲い掛かることになると思います。
われに返る機会はたくさんあるかもしれません、これからも。
でもそのタイミングは重要です。
人をもてなすだけでなく、人の命も宿泊中に預かる、信頼をやり取りするその本分を思い出すまで、どうか世界中の泊崎荘に支援をした皆さん、しばらく待っていただけないでしょうか。彼女はやがて目を覚まし、正々堂々と子供に背中を預ける復興を果たします。
わたしから、くれぐれもみなさんに再度お願いします、復興には何年もかかります、どうかずっと待っていてくださるように。

そしてよかったら、わたしが丸抱えで仮設住宅支援している世帯の子との昨夜の次のメールのやり取りを読み取ってください。

>わたし→
あなたちゃんだけでなく兄弟ももそうだけど、家を出発して学校や街に出ればふつうの感覚のふつうのひと達の数のほうが多いからね。被災地の、特に生活まで変わっちゃった人のことを助けてくれるとは限らないし、こちらから助けてもらう事も出来ないかもしれない。

でも助けてもらわなければ、実際暮らしていけないと言うのも事実だしね∩∩。
あなたちゃん、兄弟君、母ちゃん、父ちゃん、じいちゃんもばあちゃんも、みんながほかの人達と対等に正々堂々と社会で関わりあってゆくために、わたしは何でもしますからね、物だけでなく何か困った事があったらいつでも何でも連絡してね。
わたしから問い合わせることはしないから、みんな携帯にわたしのテル番とメアド登録しておいて下さい。
そのかわり、正々堂々とスポーツマンシップ的に生涯生きていこうね。

>あなたちゃん→
はい!ありがとうございます!!
頑張っていきます
なのでいろいろ迷惑かけると思いますが、今後ともよろしくお願いします(^-^)/

>わたし→
了解です、おやすみなさい

>あなたちゃん→
おやすみなさい
F1001523.jpg

被災地のわたしのリアル、すべて仮名ですが、せめて町の美観を損ねる看板は書き換えではなく撤去が正しいと思います。
もう看板を掲げる権利が社会的にありません。もしくは付き合いを変えなさい。世界中の誰もがそう望んでいます。
こめの子はわたしが育てます。本来なら飼育拒否をわたし達に紹介する侮辱、生き物に対する考えを許すことはありません。


2011-08-19 09:22  nice!(0)  コメント(0) 

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